インドでレストランを開店するおはなし

A small Japanese restaurant in India

総領事館と送別会

電子署名(デジタルシグネチャー)に必要な書類準備のために日本総領事館へ。

しかし、欲しかったものはこちらでは貰えないことが発覚。

 

明日、電子署名作成事務所へ直接行くことに。

 

夜はSの元職場の送別会。

 

Sは、スタッフみんなからの金の指輪はじめ、私たち写真入りのマグカップ笑、時計、ランプなどなど、数々の贈り物を抱えきれないほどに持って帰宅。

 

スタッフの給料を考えると相当に高価な贈り物の数々。

みんなの気持ちに感動して、二人で涙ぐむ。

 

長年、Sがインド人&ネパール人スタッフ達ときちんと人として付き合い、向き合い、叱り、褒め、育てて来た結果なんだと思う。

綺麗ごとだけでは済まされない大変なことも、ひとりで背負ってやって来たのだもの。スタッフはその姿をよく見ていた、ということだと思う。だからこそ別れを惜しんで涙を流す。

 

どんなにSが信頼され、愛されているのかがひしひしと伝わってくる愛のある贈り物。本当に、本当にありがとう。大切にするよ。

 

Sは金の指輪を左手の人差し指にはめた。

インデックスフィンガー。

 

さあ、新しい店に向けて、良い店をふたりで指差して、全力でがんばろう!

愛のある店を作ろう。