インドでレストランを開店するおはなし

A small Japanese restaurant in India

インド・バンガロール空港でアライバルビザ取得

州の選挙が終わり、やっと動き出した我らの会社設立。

 

会社名はSの苗字+Hospitalityで決定、と昨日連絡が来た!

牛歩的に諸々進行中。

 

そんな中、仕事のため日本に帰っていた私、インドへ再び。

今回はある事情により、インド到着時に取得するアライバルビザ(Visa on Arrival)取得に挑戦。ドキドキ。

 

 

2017年4月1日より適用 日本人向け到着時ビザプログラム 

発給資格:

       到着時ビザは次の条件をすべて満たす日本人に適用されます。

  • 入国目的がビジネスや観光、会議への出席や医療目的で、滞在期間が60日を越えない場合;
  • インド国内に住居を持たず、また就労もしていない方;
  • 有効期限が6か月以上のパスポートを所持している方;
  • 良好な財政状況にある方(証明として帰国便のチケットの提示が求められます。また、滞在費が賄えることを証明する必要があります);
  • インド政府によって『好ましからざる人物(persona-non-grata)』に指定されていない方;
  • 好ましくない人物とみなされない方; 

 

その他アライバルビザについての詳細はインド大使館のページをどうぞ

https://www.indembassy-tokyo.gov.in/jp/visa_on_arrival_jp.html

 

同じ内容の英語版

https://www.indembassy-tokyo.gov.in/visa_on_arrival.html

 

たくさんの方がブログ等でアライバルビザのことを書いてくださっていて、そのどれもが問題なく取得できた、とのこと。ただしほとんどの記事がデリー空港での体験談。

 

なのでバンガロールで同じように取得できるか少々緊張しつつ、香港経由でバンガロール空港に降り立った。

 

機内で申請書をもらえるとの情報もあったが、キャセイドラゴンでは入国カードのみで、それはないと言われた。仕方ない。出たとこ勝負。

 

念のため、↑の英語版をスクリーンショットで保存し、いざ、アライバルビザ取得へ。

 

 

 

飛行機を降り、いつも通りに進んで行くとこの表示が見えた。

 

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しかし、予想通りに誰もいない。うん、想定内。

 

近くにいた警備の人に聞いてみると、ここじゃないからまっすぐ進め!と。

でもここに看板があるよと問い直すも、まっすぐ行け!まっすぐ行け!のみ。

 

仕方なくまっすぐ進んだ先の入国審査カウンターはものすごい行列。今日は混んでいる。その左端を見るとe-visaの文字。その下にVisa on Arrivalの表記、発見。ここでいいのかな。ひとまず並んで聞いてみよう。

 

e-visaのカウンターのお兄さんにアライバルビザを取りたいと告げると、そのお兄さんに伴われ、入国審査カウンターを越えたところにある右端のデスクに連れていかれた。

 

お兄さんが、そこにいた年配の係員にアライバルビザを取りに来た人だと伝えると、ここじゃないから、とまたe-visaのカウンターに連れていかれた。そして再び、いやここじゃないと言われ、結局また右側のデスクへ。右へ左へ、二往復。はい、想定内。

 

今のところ、アライバルビザは日本人だけに許された制度らしいのでそんなに取る人がいないんだろう。でもそれにしてはさっき、立派なカウンターがいくつもあったな、、、。

 

ほら。

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五つもある。無人だけど。

 

結局、デスクにいた年配の係員に日本人か、日本人かと何度も聞かれ、そうだ、と答えると、次は少し離れた椅子に座って待ってろと。

 

ほどなく、次は若い女性係員登場。

Visa on Arrivalのカウンターはあっちよ(なんでここに来たのよめんどくさいというのが顔に出ている)と言うので、いやいや最初に行ったけど誰もいなかったし、人に聞いたらあっちに行けと言われたと言うと、あなたが行けば誰か来るのよ、だって。ですよね。わかります。

 

その女性係員に連れられ、無人のVisa on Arrivalコーナーに入り、そこに置いてあった申請用紙らしきものに勝手に記入を始めていると、いつの間にか係員のおじさんが登場していた。ちゃんと連絡が行っていたのか。素晴らしい。(珍しい。)

 

その場で申請用紙を書いている私に、いま書いてるのか!とちょっとむっとしたおじさん。その用紙はどこでもらったのか、と聞かれたので、そこから取ったというと、それじゃないからと別の用紙を渡される。(違うのは置いておかないでね。)

 

 

 

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記入方法については、こちらのブログを参考にさせてもらった。感謝!

https://etours.world/india/9181

 

 

内容は日本でビザを申請する時とほぼ同じ。

記入したらおじさんに提出。入国審査と同じような内容を質問され(滞在の目的、自分の職業、夫の職業など)、メールアドレスや住所を念入りに確認され、その場で顔写真と指紋(左手親指以外4本→右手親指以外→両親指の順)を記録。無事にアライバルビザのハンコをパスポートに押してもらえた。

 

・良好な財政状況にある方(証明として帰国便のチケットの提示が求められます。また、滞在費が賄えることを証明する必要があります

 

との記載があったが、私の場合は申請書にフライトナンバーを書いただけでチケットの確認はなかった。顔写真が要るかも、と思ったが(海外ではいつも顔写真は持ち歩いている)その場での撮影だったので不要。

 

 

申請料は2000ルピー。

インドルピーを持っていたのでそれで払おうとしたが断られた。クレジットカードのみの受付のよう。ただしJCBやAMEXしか持っていない方は要注意。インドでは使えない場合が多い。これは実体験。

私はVISAカードを提出。PINナンバーを入力し、無事支払い完了。

どのカードを受け付けているかまでは未確認なので、クレジットカードは何枚か持参されることを強くおすすめする。

 

今回、Visa on Arrivalコーナーにおじさんが登場してからハンコをもらえるまで、およそ10分。意外と早かった。日本国内でビザを事前に取得し、通常通りに入国審査に並ぶ方がもしかしたら時間的には長かったかもしれない。

 

 

機内で記入した入国カードはそのおじさんが持って行かれたので、アライバルビザをもらった時点で入国審査も完了、ということのようだ。

 

ハンコをもらったら、こっちに進めと言われた通路を通り、もう一度パスポートのチェックを受けて(これは通常通り)、荷物引き取りのレーンでスーツケースを引き取り、空港外へ。以上。

 

今回は入国審査がかなりの行列だったので、同じ便の人と、アライバルビザを申請した私と、ほぼ同じタイミングで出国していた。さっきも書いたけど、予想外に早く取れたアライバルビザ。

 

取れなかったら入国できないというリスクを踏まえた上で、自己責任でどうぞ。

 

そしてインドの制度はころころ変わるので、最新の情報を調べた上でチャレンジしてください。